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穴熊囲いとは?〜最強クラスの守備戦法〜

穴熊囲い

将棋における穴熊囲いとは、王将を盤の隅に深く囲い込むことで、鉄壁の守りを築く囲いの一種です。堅牢な守備力で知られ、攻めを受け止めながら反撃のチャンスを待つという、まさに守って勝つ戦法です。

特に居飛車戦型で多用され、相手の攻撃を徹底的にしのぐことができるため、多くのプロ棋士からも信頼されている囲いです。もちろん、振り飛車でも応用可能で、状況に応じて幅広く使われます。

穴熊囲いの組み方:基本手順とポイント

穴熊囲いの最大の特徴は玉が四隅に入ることです。ここでは、居飛車型の標準的な組み方をご紹介します。

居飛車穴熊の基本的な組み方

  1. 王将を右方向へ移動させます。まず7八に置き、次に6八を経由して最終的に7九へ移動させます。
  2. 金と銀を使って玉を囲い込みます。6九に金を置き、8八に銀、そして8九にもう一枚の金を配置します。
  3. 右側にある桂馬と香車を前に動かし、玉を囲うためのスペースを確保します。桂馬は7八から動かし、香車は9八に配置します。
  4. 最終的に玉を▲8八金・▲9八香・▲9九玉で守る形に整える

この形が完成すれば、角交換や端攻めにも強く、崩されにくい形が整います。

穴熊囲いのメリットとデメリット

メリット

デメリット

振り飛車での穴熊囲い:振り穴の魅力

振り飛車でも穴熊囲いは効果的に使えます。特に四間飛車穴熊や三間飛車穴熊が有名です。

振り飛車穴熊では、玉を左隅に寄せ、飛車とは反対側に囲うことで安全性を高めます。守りが固まった後に反対翼から攻めるのが基本スタイルです。

ただし、相手が急戦型で来る場合は、囲いを完成させる前に攻め込まれるリスクがあるため、タイミングと構想が非常に重要です。

穴熊囲いに強くなるための練習法

囲う練習→実戦で試す→検討するという流れで上達を目指しましょう。

穴熊対策:敵として現れたときのポイント

穴熊を相手にする際は、端攻め・中央突破・角交換の三つが主な対策になります。

対穴熊戦では、囲いが崩れる前に勝負を決める意識が必要です。長期戦になるほど相手に有利となるため、バランスよく仕掛けのタイミングを見極めましょう。

まとめ、穴熊囲いは強さと美しさを兼ね備えた陣形

穴熊囲いは、守備の美学を体現した囲いの王道です。初心者でもパターンさえ覚えれば組めるため、最初の囲いとしてもおすすめです。

ただし、ただ固いだけでは勝てません。攻めとのバランス、タイミング、そして相手との駆け引きが求められます。

筆者のひとこと、囲いは構えではなく心の姿勢

将棋の囲いは、ただの防御ではありません。自分がどう戦いたいか、どう生き残るか、という心の構えそのものです。

穴熊囲いは、静かに、しかし確実に戦局を自分のペースに引き込む構造を持っています。それはまるで、現実でもじっくりと力を溜め、チャンスを待つ人の姿に似ているように思います。

派手な攻撃に焦ることなく、しっかりと地に足をつけた構えが、最終的にはもっとも遠くまで届く力になる――そんな教訓を、穴熊囲いという戦法は教えてくれているのかもしれません。

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