棋王戦とは
棋王戦は、竜王・名人・王位・王座に次いで第五位の序列をもつタイトル。毎年冬の2月から3月にかけて、1日制の5番勝負が行われます。先に3勝したほうが棋王獲得(防衛)となります。タイトル戦については、こちらの記事でまとめています。
棋王戦五番勝負
| 持ち時間 | 1日制・4時間 | 
| 番勝負 | 5番勝負 | 
| 主催 | 共同通信社 | 
持ち時間は4時間と、タイトル戦としては短めとなっています。なお、正式名称は「棋王戦コナミグループ杯」となっています。
棋王戦の予選
予選
順位戦B級2組以下の棋士と、アマ名人、女流棋士によって予選のトーナメント戦が行われます。上位8名が挑戦者決定トーナメントに進出します。なお、順位戦B級1組以上やその他の成績上位者はシードとなり、挑戦者決定トーナメントからの参加となります。
挑戦者決定トーナメント
シードの棋士と、予選通過者によりトーナメントが行われます。挑戦者決定のシステムは少し複雑で、トーナメント戦の優勝者と敗者復活戦の優勝者で2番勝負が行われます。トーナメント戦の優勝者は1勝でもすれば挑戦権獲得、敗者復活戦の優勝は2連勝すれば挑戦権獲得となります。
歴代の棋王
近年では渡辺明先生が棋王位を連続獲得しています。表中では羽生と渡辺の二名が永世棋王の称号を獲得しています。永世棋王の資格は、棋王を5期連続で獲得することで得られます。通算での規定がない分、永世称号の獲得はやや難しくなっています。
| 年度 | 棋王 | 
| 2021 | 渡辺明 | 
| 2020 | 渡辺明 | 
| 2019 | 渡辺明 | 
| 2018 | 渡辺明 | 
| 2017 | 渡辺明 | 
| 2016 | 渡辺明 | 
| 2015 | 渡辺明 | 
| 2014 | 渡辺明 | 
| 2013 | 渡辺明 | 
| 2012 | 渡辺明 | 
| 2011 | 郷田真隆 | 
| 2010 | 久保利明 | 
| 2009 | 久保利明 | 
| 2008 | 久保利明 | 
| 2007 | 佐藤康光 | 
| 2006 | 佐藤康光 | 
| 2005 | 森内俊之 | 
| 2004 | 羽生善治 | 
| 2003 | 谷川浩司 | 
| 2002 | 丸山忠久 | 
| 2001 | 羽生善治 | 
| 2000 | 羽生善治 | 
その他のタイトル(序列順)
| タイトル | 
| 竜王 | 
| 名人 | 
| 王位 | 
| 王座 | 
| 棋王 | 
| 叡王 | 
| 王将 | 
| 棋聖 | 
それぞれの項目から詳しく解説しているリンクへジャンプできます。竜王と名人の序列については議論があり、賞金額では竜王に、伝統では名人に分があります。
棋王戦を楽しむ
棋王戦は毎年2月から3月にかけて行われます。予選は1月から翌年12月まで、年中通して行われます。
Abema TV でも、棋王戦の対局の配信を行っています。下画像のように棋王戦に限らず様々な棋戦の配信も行っています。
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