王将戦は、将棋のタイトル戦の一つ。竜王・名人・王位・王座・棋王・叡王につぐ第七の序列を持つタイトルとして知られています。タイトル戦については、こちらの記事でまとめています。
王将戦七番勝負
王将戦は2日制・7番勝負です。序列では比較的下位に位置しますが、対局時間が長いのが特徴です。
| 持ち時間 | 2日制・8時間 | 
| 番勝負 | 7番勝負 | 
| 主催 | 
 スポーツニッポン・毎日新聞社 
 | 
2日制ですので、1日目の終わりには封じ手が行われます。
王将戦の予選
一次予選
B級1組以下の棋士によるトーナメント戦が行われます。順位戦A級の棋士や、その他の成績上位者は、シードとなり二次予選からの参加となります。
二次予選
シード者と、一次予選を勝ち抜いた棋士によるトーナメント戦が行われます。上位3名が挑戦者決定リーグに進出します。
挑戦者決定リーグ
二次予選を勝ち抜いた3名の棋士と、前期のリーグ残留者(3名)、前期の王将戦敗者(1名)によるリーグ戦が行われます。リーグ戦の優勝者が王将戦への挑戦権を獲得します。なお、成績下位者は挑戦者決定リーグから陥落し、次期は二次予選からの参加となります。
歴代の王将
表中では、羽生善治九段が永世王将の資格を保持しています。永世王将は王将くらいを通算10期獲得することで与えられます。連続5期獲得しても永世称号は与えられない分、難易度が高いものとなっています。
| 年度 | 王将 | 
| 2021 | 藤井聡太 | 
| 2020 | 渡辺明 | 
| 2019 | 渡辺明 | 
| 2018 | 渡辺明 | 
| 2017 | 久保利明 | 
| 2016 | 久保利明 | 
| 2015 | 郷田真隆 | 
| 2014 | 郷田真隆 | 
| 2013 | 渡辺明 | 
| 2012 | 渡辺明 | 
| 2011 | 佐藤康光 | 
| 2010 | 久保利明 | 
| 2009 | 久保利明 | 
| 2008 | 羽生善治 | 
| 2007 | 羽生善治 | 
| 2006 | 羽生善治 | 
| 2005 | 羽生善治 | 
| 2004 | 羽生善治 | 
| 2003 | 森内俊之 | 
| 2002 | 羽生善治 | 
| 2001 | 佐藤康光 | 
| 2000 | 羽生善治 | 
その他のタイトル(序列順)
| タイトル | 
| 竜王 | 
| 名人 | 
| 王位 | 
| 王座 | 
| 棋王 | 
| 叡王 | 
| 王将 | 
| 棋聖 | 
それぞれの項目から詳しく解説しているリンクへジャンプできます。竜王と名人の序列については議論があり、賞金額では竜王に、伝統では名人に分があります。
王将戦を楽しむ
王将戦は毎年1月から3月に行われます。予選については、年中通して行われています。
Abema TV でも、王将戦の対局の配信を行っています。下画像のように王将戦に限らず様々な棋戦の配信も行っています。
Abemaプレミアム(最初の14日間は無料)に登録すれば、王将戦に限らず、将棋の対局が見放題となります。
(検索欄から「将棋」や「王将戦」などと検索すると一覧が見られます)

