詰将棋は、棋力を向上させていくうえで欠かすことのできない要素です。将棋の対局の時間が毎日とれない人も、毎日定跡を勉強する余裕のない人も、可能であれば一日何問か詰将棋を解くようにすると、棋力は維持できるはず。詰将棋については、こちらの3記事で詳しく説明しています。
>>将棋上達の近道!おすすめな詰将棋本を棋力別(初心者・級位者・有段者)にまとめてみました
>>【効率的勉強法】詰将棋で初段を目指すための正しい解き方と勉強法
詰将棋の探し方については、上の記事ではおすすめの詰将棋本を棋力別に紹介しました。結論から言ってしまうと、詰将棋を解くのであれば結局のところは詰将棋の本を買うのがおすすめなのですが、中には詰将棋の本をわざわざ買うのはちょっと…という方もいるでしょう。あるいは、試しに何問かチャレンジしてみたいだけ、のような方も。幸運なことに、インターネット上には様々な詰将棋専門のサイトがあり、もちろん無料で解いていくことができます。今回は、無料で詰将棋を解くことができる、おすすめの詰め詰将棋専門サイトおよびスマホアプリを7つ紹介していきます。
おすすめの詰将棋サイト
青の将棋
1手詰から7手詰以上の問題まで、幅広く取り揃えている伝統ある詰将棋専門サイトです。通常の詰将棋だけでなく、様々な技巧を凝らしたきれいな詰めあがりの作品なども多く、解いていて面白い問題が多いはず。更新も頻繁にされていて、かなりの頻度で新しい詰将棋が投稿されています。難易度の幅もひろく、初心者から有段者までにおすすめの詰将棋サイトです。
まいにち詰将棋(日本将棋連盟公式サイト)
日本将棋連盟の公式サイトからも、詰将棋を解くことができます。まいにち詰将棋というサイト内のコーナーでは、毎日1問、詰将棋が投稿されています(中にはプロ棋士の先生が作ったものも)。公式サイトなだけあってサイトの構成も見やすく、また詰将棋の将棋盤を動かせるようになっているのも便利。注意点としては、基本的には3手詰以上の長さの問題で、中には11手以上の比較的長手数のものもあります。1手詰から始めたいという方は注意。
将棋タウン
将棋タウンは老舗の将棋総合サイトで、詰将棋の投稿もされています。1手詰から5手詰程度の問題が多く、初心者の方に特におすすめとなっています。ただし、サイト構成がやや複雑で、問題を探しにくい点に注意。以下のリンクを参考に自分に合った問題を探してみてください。
おすすめの詰将棋アプリ
市原誠の詰将棋
詰将棋作家の市原誠さんによるスマホアプリ。UIが綺麗で分かりやすく、操作も簡単なのがおすすめポイント。アプリの名前がそれぞれ少し違っていて、それぞれのバージョンによって詰将棋の手数や難易度が違うので注意。また、手順を間違えると間違えた瞬間に「不正解」と出てしまうのが欠点(あてずっぽうで当ててしまわないようにしましょう)。
市原誠の詰将棋2(3手詰オンリー)
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みんなの詰将棋
こちらもまた別のおすすめの詰将棋アプリ。詰み手数ごとに並び替えられたり、ランダムに詰将棋を出題できたりと、機能が豊富なのがポイント。ただし、広告がよく出てくるのでかなり見ずらいです。その点市原誠の詰将棋はスムーズに問題を解いていけるのでストレスが溜まりません。
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詰将棋サイト・アプリを使う際の注意点
詰将棋のサイトやアプリは問題を簡単に解くことができて便利ですが、いくつかの注意点もあります。
・自分の棋力に合った問題を選ぶ
特に最初のポイントは、サイトやアプリに固有の問題です。本で解いている場合は、盤駒を使わない限り基本的には脳内で駒を動かす練習ができます。それに対して詰将棋を動かせるような機能がついているサイト・アプリの場合は、盤駒を動かしがち。これでは脳内で駒を動かす練習ができないので、すこし危険です。
自分の棋力合った問題を選ぶ、というのも大切なポイント。詳しくは『将棋上達の近道!おすすめな詰将棋本を棋力別(初心者・級位者・有段者)にまとめてみました』で解説していますが、詰将棋の手数を選ぶ際には以下の表を参考にしてください。
初心者(将棋ウォーズ4級以下) | 1手詰・3手詰 |
級位者(将棋ウォーズ3級~1級) | 3手詰・5手詰 |
有段者(将棋ウォーズ初段以上) | 7手詰以上 |