王座戦とは
王座戦は、1981年にタイトル戦に格上げされた比較的新しいタイトル戦です。竜王・名人・王位につぐ第四位の序列を持つタイトルとして知られています。タイトル戦については、こちらの記事でまとめています。

王座戦五番勝負
王座戦は一日制・五番勝負の対局です。先に3勝したほうが、王座位を獲得(または防衛)します。
| 持ち時間 | 1日制・5時間 | 
| 番勝負 | 5番勝負 | 
| 主催 | 日本経済新聞社 | 
王座戦の予選
一次予選
順位戦C級1組以下の棋士と女流棋士4名によってトーナメント戦が行われます。上位6名が二次予選に進出します。なお、順位戦B級2組以上の棋士や、その他の成績上位棋士はシードとなり、二次予選からの参加となります。
二次予選
一次予選を勝ち抜いた6名とそれ以外の棋士によりトーナメント戦が行われます。上位5名から10名程度が挑戦者決定トーナメントに進出します。なお、前期の挑戦者決定トーナメントのベスト4とタイトル保持者はシードとなり、挑戦者決定トーナメントからの参加となります。
挑戦者決定トーナメント
二次予選を勝ち抜いた棋士とシードの棋士により挑戦者決定トーナメントが行われます。トーナメント戦の勝者が、王位戦への出場権を獲得します。
歴代の王座
永世称号について、表中では羽生善治九段が名誉王座(永世王座ではなく名誉王座と呼びます)の資格を持っています。5期連続は10期通算で王座を獲得することで得られます。羽生善治九段は王座戦19連覇という前人未到の記録を達成しています。
| 年度 | 王座 | 
| 2021 | 永瀬拓矢 | 
| 2020 | 永瀬拓矢 | 
| 2019 | 永瀬拓矢 | 
| 2018 | 斎藤慎太郎 | 
| 2017 | 中村太地 | 
| 2016 | 羽生善治 | 
| 2015 | 羽生善治 | 
| 2014 | 羽生善治 | 
| 2013 | 羽生善治 | 
| 2012 | 羽生善治 | 
| 2011 | 渡辺明 | 
| 2010 | 羽生善治 | 
| 2009 | 羽生善治 | 
| 2008 | 羽生善治 | 
| 2007 | 羽生善治 | 
| 2006 | 羽生善治 | 
| 2005 | 羽生善治 | 
| 2004 | 羽生善治 | 
| 2003 | 羽生善治 | 
| 2002 | 羽生善治 | 
| 2001 | 羽生善治 | 
| 2000 | 羽生善治 | 
その他のタイトル(序列順)
| タイトル | 
| 竜王 | 
| 名人 | 
| 王位 | 
| 王座 | 
| 棋王 | 
| 叡王 | 
| 王将 | 
| 棋聖 | 
それぞれの項目から詳しく解説しているリンクへジャンプできます。竜王と名人の序列については議論があり、賞金額では竜王に、伝統では名人に分があります。
王座戦を楽しむ
王座戦は毎年9月から10月にかけて行われています。予選及び挑戦者決定トーナメントも年中通して行われています。
Abema TV でも、順位戦の対局の配信を行っています。下画像のように王座戦に限らず様々な棋戦の配信も行っています。

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(検索欄から「将棋」や「王座戦」などと検索すると一覧が見られます)


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