将棋盤のマス目
将棋を指す際に使われるのは将棋盤と呼ばれるボードです。将棋盤は9×9のマスで構成されていて、下図のように横方向に並ぶアラビア数字と縦方向に並ぶ漢数字でそれぞれのマスの位置が表現されます。
それぞれのマスはアラビア数字ー漢数字の順で表記され、例えば右上端のマスであれば「1一」、一番中央のマスであれば「5五」となります。このようなマスの表記方法を棋譜といい、将棋を勉強していく上で必須の知識です。
将棋盤のサイズ
将棋盤の標準のサイズは、縦約36センチ(1尺2寸)、横約33センチ(1尺1寸)です。縦が横に比べてわずかに長いのが特徴。各マス目には駒がおかれ、駒はやや縦長なので、このような縦横の比率となっています。
将棋盤の種類と部位
脚付き将棋盤
脚付き将棋盤は、プロ棋士同士の対局などで使われる、木製で厚みがあり、脚付きの将棋盤です。100万円以上するものも珍しくなく、非常に高価です。脚の形はクチナシを象っており、「口無し」、すなわち対局者以外の第三者が対局に口を出してはならない、という意味が込められています。左右に置かれているのは駒台で、相手から取った駒(持ち駒)台の上に整理して置きます。
(Corpse Reviver – 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7709994による)
卓上将棋盤
アマチュア同士の対局によく使われるのが、卓上将棋盤です。卓上将棋盤は脚付き将棋盤よりも薄く、軽く、価格も安め。練習用に買うのであればこちらがおすすめです。駒台は通常ついてきませんが、駒箱(将棋駒を入れる箱)を逆さにして駒箱代わりにすることで、代用可能です。
(Oliver Orschiedt – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11038951による)
将棋盤の原料
オンライン将棋ではあまり気にしないかもしれませんが、将棋盤にはいくつかの種類があります。将棋道場や大会で多く使われるのは、ゴム製の将棋盤。値段は安価で、持ち運びも簡単です。
木製の将棋盤はゴム製よりも高価ですが、それでも家庭でよく使われるかと思います。盤駒が木でできているので、それらしい重みがあり、ゴム製とは触った感触が異なります。練習用に将棋盤を購入するのであれば、ゴム製または木製(ただし足のないもの)がおすすめです。先ほども触れましたが、脚つきであると、値段はさらに高くなり、持ち運びも大変になります。
将棋盤を買う必要はある?
実物の将棋盤を買う必要は実際にはあまりありません。こちらで紹介しているように、将棋盤のアプリが多く出回っているため、将棋盤を買わずとも駒を並べたり、対局することは可能です。ただし、気合を入れる意味で、実際に将棋盤を買って並べてみたいという方も多いと思います。そんな方は、先ほど紹介したような、ゴム製の安価なものがおすすめです。