【おすすめ】知っておくと便利な棋書シリーズまとめ【評価や対象棋力も】

おおまかにですが、主要な出版社から出ている有名なシリーズを紹介していきます。どこかで一度は目にしたことがあるであろうシリーズです。基本的にはどのシリーズの棋書もおすすめです。癖があるものも中にはありますが、シリーズそれぞれでコンセプトが統一されているのはやはり大きなメリット。ただ趣はシリーズによってかなり違うので、自分の目的に合わせて使い分けることが必要。対象棋力とかも結構違ってきますので、注意してください。自分の棋力に合わないものを買わないようにしましょう。

マイナビ出版

マイナビ出版の棋書は数が半端なく多いです。初心者向けの棋書から有段者向けのものまで、対象棋力も幅広いですね。将棋ソフトの激指もマイナビ出版から発売されています。

これだけで勝てるシリーズ(対象:初心者)

四間飛車に加えて三間飛車、石田流、角交換振り飛車、ゴキゲン中飛車、相振り飛車が出ており、振り飛車を指したい初心者向けのシリーズとなっています(番外編のような感じで終盤のコツというのも出ています)。初心者向けということで、細かい定跡の手順というよりは指し方の指針や戦い方にスポットを当てています。

鉄則・法則シリーズ(対象:初心者~級位者)

鉄則・法則シリーズは、各戦法の基本的な考え方を解説している棋書シリーズです。その戦法の詳しい定跡ではなく、考え方や指し方のコツを中心に解説しているのが特徴です。有段者が読むには物足りないかもしれませんが、難易度は高くなく、初心者や級位者の方も読み進めやすいような内容です。

例えば「ゴキゲン中飛車で勝つための7つの鉄則と16の心得」では、穴熊には穴熊で対抗、角交換には向かい飛車、などとそれぞれの戦法に対する戦い方を描いているほか、中終盤の戦い方についても触れられています。難しい変化に触れることなく、「○○には○○」「□□には□□」と分かりやすく書かれているのがポイント。

ひと目シリーズ(対象:級位者~有段者)

ひと目シリーズは、マイナビ出版からの「次の一手」形式の定跡本です。内容としては決して簡単ではありませんが、次の一手形式で一手一手考えながら読み進めていきやすく、級位者の方にもおすすめのシリーズです。

徹底ガイドシリーズ(対象:級位者~有段者)

こちらは級位者の中でも上位者から有段者向けのシリーズ。細かい手順まで説明されているものが多く、ココセ(読み手側に有利な変化)も少なめです。内容は、「普通の定跡書」です。特にこだわっている点などはないですが、特段高度ということもなく、級位者向けの定跡書以上の内容を知りたくなってきたのであれば、手を出してみましょう。

よくわかるシリーズ(対象:初段前後)

本来なら対象は級位者~有段者としたいのですが、それだと幅が広すぎるので「初段前後」ということにしています。内容はごく普通でこれといった特徴はありませんが、章の難易度が★で表されているので、とても分かりやすいです。

浅川書房

数で言えばマイナビに劣りますが、いわゆる「名著」が多いのが浅川書房の特徴。全体的に評価の高い本が多いです。

最強将棋レクチャーブックス(対象:全棋力帯)

よく見るやつですね。多くのこのシリーズは人気でかつめちゃくちゃ評価が高い。かの有名な寄せの手筋200なんかも、このシリーズです。定跡書ではないのですが、手筋や将棋の考え方などに特化した棋書が多いのが特徴です。

最強将棋21/最強将棋塾(対象:全棋力帯)

最強将棋21/最強将棋塾には、2つのタイプがあります。1つは「四間飛車破り」のような普通の定跡書タイプ、もう1つは「指しこなす本」とよく言われる次の一手形式のもの(「四間飛車を指しこなす本」など)。特に「指しこなす本」タイプのものは高度な内容を次の一手形式で初心者にも接しやすくしているので、初心者から有段者まで活用できます。指しこなす本はどんな棋力の方にもおすすめできる、バイブルのような一冊です。

日本将棋連盟

将棋連盟文庫(対象:全棋力帯)

日本将棋連盟は文庫本サイズの棋書を多く出しています。羽生の法則や羽生の頭脳、光速の寄せといった長らく愛されている名著も。おすすめポイントは、やはりこのサイズ感。紙の本でありながら、持ち歩きにも適したサイズです。ただ、記事の最後でも触れているように、電子書籍でなんでも読める今、サイズ感にこだわる必要があるかはあやしいところです。

創元社

スーパー将棋講座(対象:初心者~級位者)

ココセが多いと評されることもあるシリーズ。対象は初心者から級位者といったところで有段者にはちょっと物足りないかも。確かにこちら側に有利な変化が多いのは事実ではありますが、その戦法の狙い筋をわかりやすく示しているのもこれまた事実です。好き嫌いが分かれそうなシリーズですが、私はおすすめです。

まとめ

棋書は、出版している出版社やシリーズ名称によって、かなり対象としている読者のターゲットが変わってきます。これから新たに棋書を買おうと考えている人は、棋書のシリーズや出版社名をチェックし、自分に合った内容の本なのかをしっかりと確認しておくことをおすすめします。

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日々頓死
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公開日:2022年3月6日