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【将棋】終盤力強化へ!おすすめの終盤の本10選!

棋書

将棋で最も重要なのは「終盤」です。もちろん序中盤も大切ですが、やはり将棋の目的は「相手の玉を詰ます」ということですから、終盤の力がないと勝ちには結び付きません。

この記事では、詰将棋とは別に寄せや囲い崩しなど終盤に特化したおすすめの手筋本を5つのカテゴリーから紹介しています。幅広い棋力帯の参考になるように、対象となるであろう棋力も右側に添えています。

詰将棋については『おすすめの詰将棋本11選(初心者・級位者・有段者向け)のまとめ』で詳しく紹介しています。

【棋力別】おすすめの詰将棋本11選(初心者・級位者・有段者向け)のまとめ
将棋の上達の肝は何といっても詰将棋。詰将棋は繰り返し解いていくことにより、次の手を読む力と相手玉を実際に詰ます力の両方を手にすることができます。ただし、詰将棋関連本の数は現在非常に多く、どれを選べばよいのか、と悩んでしまうことも。簡単すぎる...
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「必至」に特化した本

内藤のカンタン必至(対象:初段~)

必至本の紹介です。同じ手数でも詰将棋よりも難易度が上がる必至。必至問題を解き始めるのは初段以降で大丈夫です。

「内藤のカンタン必至」は、質の良い一手必至と三手必至の問題が集められている良書なのですが、手数が短いからといって舐めているとかなり手こずります。カンタンと本のタイトルになっているものの、正直結構難しいので注意。

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「寄せ」に特化した本

寄せの手筋200(対象:初段前後~)

名著「寄せの手筋200」です。基本は必至問題なのですが、どちらかというとそこにたどり着くまでの過程を身に着ける本なので、寄せに特化した手筋本に分類しました。

挟撃、退路封鎖など寄せの種類に分かれて問題が出されており、中にはかなり難しい問題もあります。この本を何度も反復練習すれば寄せの力は確実につきます。対象は初段前後ということで、将棋ウォーズの1級や2級で停滞していて、初段を何とか目指したい人、また初段・二段くらいで、さらに高段に上がりたい人が必読の棋書です。

光速の寄せ(総集編) (対象:有段者)

こちらも谷川先生の名著。寄せの手筋200よりもさらにレベルが上がります。初段あっても太刀打ちできないと思います。

戦法によっていくつか分かれていますが、買うなら総集編で特に問題はありません。「アマ五、六段クラス」の問題もチラホラあるような棋書ですので、有段者がさらに自分の終盤のレベルを上げたいときに読む本です。

寄せが見える本(基礎編・応用編) (対象:級位者~)

寄せの手筋200と同じ類の本です。解説がそちらよりも詳しいので、有段者というよりは初段を目指す級位者向けといった感じです。寄せの手筋200を試してみて、少し難しいと感じたら、まずはこちらの「寄せが見える本」からトライしてみるのがおすすめ。基礎編、応用編とあるので2冊買わなければいけないところが欠点。

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「囲い崩し」に特化した本

美濃崩し200 (対象:級位者~)

寄せの手筋200と同じ著者、金子タカシさんのもう一つの著書です。こちらも名著として広く知られています。

美濃囲いと、その発展形(銀冠など)崩しにしぼった囲い崩しの本です。居飛車党からしてみれば、半分、もしくはそれ以上の対戦相手は振り飛車党であり、その多くが美濃囲いを使ってくるわけですから美濃囲い崩しの習得は最優先事項ですよね。

横からの攻めにとどまらず、端攻めや上からの攻めなどについても解説されています。ただし居飛車目線から美濃囲いを崩すことを目的とする本なので、相振り飛車での攻め方は載っていません。主に居飛車党向けの本です。

羽生善治の終盤術3 (対象:級位者~)

こちらは美濃、穴熊、矢倉の3つの囲いの崩し方を羽生竜王本人の棋譜から読み解いていく本です。

単なる問題集のようなものではなく、応用力や大局観を養うことができる本となっています。

羽生善治の終盤術シリーズ3冊の中では最も簡単ですので、終盤術の1などを読んで難しいと思った人でも理解しやすいと思います。

佐藤康光の 寄せの急所 囲いの急所 (対象:級位者~)

居飛車振り飛車双方の視点から囲い崩しについて解説しているのが佐藤康光九段のこの棋書です。

居飛車目線からは美濃、振り飛車穴熊、矢倉について、振り飛車目線からは舟囲い、左美濃、居飛車穴熊についての崩し方について載っています。

佐藤九段によるNHK講座をテキストにしたもので、1995年発行とかなり古いので手に入れずらいかもしれませんが、居飛車から振り飛車まで幅広い目線から解説する良書なので、ぜひ手にとってみて下さい。

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「詰めろ/詰めろ逃れ」に特化した本

詰めろ将棋273題 (対象:初段~)

「詰み」ではなく「詰めろ」に特化した斬新な本。ただ一手詰めろをかけるだけではなく相手が詰めろを振り払った後の展開も読み、最終的に受け無しに追い込むまで考えなければいけません。

詰めろをかける側のみではなく、詰めろを逃れる側の問題もあり、こちらも相当な難易度です。

逃れ将棋 (対象:初段前後~)

分類に迷ったのですが、詰めろ将棋と同じ枠に入れちゃいます。

「逃れ将棋」は、自玉が相手から王手されている状態で始まります。そこからいかに逃げ切ることができるか、言い換えればいかに頓死しないかを考えていきます。

逃げ切るためにはやはり相手の手を考えなければならないので、本質的な受けの強さも身につく一冊です。今のところ、1~3まで発売されています。

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「凌ぎ」に特化した本

凌ぎの手筋200(対象:有段者)

金子タカシさんの名著3冊目です。自玉があと一手で詰まされるような状態からいかに受けきるか、逃げ切るかをテーマにしています。

寄せの手筋200や美濃崩し200よりもレベルが上がり、内容はかなり難しいものとなっています。

Zの法則(対象:有段者)

こちらは少し特殊な棋書。Z(どんなに相手に駒を渡しても自玉が絶対に詰まない状態)から豪快に相手玉を寄せ切ってしまいます。つい最近、文庫になりました。

Zからの相手玉の寄せ方のほか、Zの作り方などについても触れられており、たんなる終盤の手筋本ではありません。

かなり高度で、難しい内容です。

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最後に

終盤力を鍛えるのにあたっては、まずは今回紹介したような終盤の本を解いていくのがおすすめ。その他の終盤力のコツや、おすすめの勉強法については『終盤の指し方と考え方・寄せ方と詰まし方のコツを徹底解説』で紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

【将棋】終盤の指し方と考え方・寄せ方と詰まし方のコツを徹底解説
将棋における終盤は、中盤戦の激しい戦いがひと段落して、本格的に相手玉を寄せて(=捕まえて)いくフェーズです。終盤における価値観は序盤や中盤のそれとは少し違ってきます。将棋のゴールである「相手玉を捕まえる」ことが現実的となる局面なので、例えば...
書名

対象棋力 初段~ 初段前後~ 有段者 級位者~ 級位者~ 級位者~ 級位者~ 初段~ 初段前後~ 有段者 有段者
コメント 「カンタン」ではない必至本。初段以上向け。 終盤のバイブル。寄せの必須の手筋が学べる名著。 難易度の非常に高い必至・寄せの本。有段でも難しい。 寄せの手筋200の易しめバージョン。まずはこれからトライ。 美濃崩しを学ぶための次の一手本。居飛車党は必修。 囲い崩し全般を学ぶための本。シリーズ中では最も簡単。 こちらも囲い崩し全般をまとめた本。入手困難な可能性あり。 斬新な「詰めろ」を掛ける力をつけるための本。 斬新な「逃れ」を極めるための本。 金子3部作の1つ。他2つと比べると高難易度。終盤の「凌ぎ」を学ぶ。 「Z」の考え方と実戦にフォーカスした本。有段者向け。

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公開日:2022年5月24日