棋書

【将棋】初心者におすすめの定跡書まとめ!居飛車・振り飛車別に紹介してみる

将棋のルールを覚えて、駒の動きにも慣れてきた。そんなときにぜひ勉強を始めてほしいのが、将棋の「戦法」です。戦法とは、一言でいえば戦法というのを一言で言えば「序盤の戦い方」。やみくもに戦っていても簡単には勝てないので、戦法の考え方に沿って指していくのが基本となります。

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戦法とは

戦法とは、先ほども触れたように、先人たちの生み出した「序盤の戦い方」です。棒銀戦法と呼ばれる戦法(下図)は、将棋で最も有名な戦法の一つ。その抜群の破壊力が特徴です。棒銀戦法の狙いは、銀と飛車の数の攻めで2筋(後手の角頭)を攻めること。角の頭は弱いので、理にかなった攻め方と言えます。

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上図から、棒銀側は次に▲2四歩△同歩▲同銀と攻めていきます(下図)。

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ここで注目したいのが、相手側からは2三の地点(角の頭)に金しか利いている駒が存在しないのに対して、こちらからは銀と飛車の2枚の駒の利きがあります。つまり、数で勝っています。相手が何もしてこなければ、取った歩を2三に打って、角と歩の交換を確実に(駒得)できます(下図左)。仮に相手が△2三歩なら▲同銀△同金▲同飛車成で竜を作ることに成功しました(下図右)。はっきり先手有利です。

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定跡とは?定跡書とは?

先ほど紹介したようなある決まった攻め方のことを「戦法」といい、その戦法の詳しい指し方の手順のことを「定跡」といいます。棒銀戦法という戦法の名前を知っているだけでは何の役にも立ちませんので、その指し方の手順(すなわち定跡)を勉強する必要があるのです。

定跡を勉強するためには、紙の定跡書を買うのがおすすめです。定跡書というと難しいイメージがある方もいるかもしれませんが、初心者向けにかみ砕かれて書かれた本も多く、そういった棋書はかなり豊富です。

しかし、どのような本を選んで勉強すればいいのか、どの本が良い本なのかというのはなかなか選ぶのは難しい…ということで、学びたい戦型別におすすめの定跡書を紹介していこうと思います。

居飛車の戦法を指すか、振り飛車の戦法を指すか決めよう

具体的な定跡について勉強していく前に、どのような戦法を指していくか決断する必要があります。将棋には二種類の戦法の種類があり、一つ目は居飛車、二つ目は振り飛車です。居飛車の戦法は、飛車を初期配置の場所に置いたまま戦う(下図左)のに対して、振り飛車の戦法は飛車を別の筋に動かして戦います(下図右)。

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居飛車の戦法と振り飛車の戦法は全く異なるので、定跡の勉強を始める前にどちらの戦法を指したいのか、決めておくことをおすすめします(といっても重大な決断というわけではなく、どちらの戦法も指すことはできますし、居飛車から振り飛車、振り飛車から居飛車に変えることもできます)。

詳しくはこちらの記事で解説しているので、まだ自分がどんな(居飛車か振り飛車か)戦法を指したいのか決めていない場合は、何となくでもいいので、決めておくことをおすすめします。

【将棋入門】初心者におすすめなのは居飛車?振り飛車?【長年の論争】 – 日々頓死

居飛車党

居飛車党が相手にする戦型は大きく分けて「相居飛車」と「対振り飛車」の2つ。

居飛車党の方は、覚えることが多いとよく言われますが、最初のうちはその限りではありません。棋力が上がっていくにつれて覚えることが増えるのは事実ではありますが、初心者のうちは「棒銀戦法」のみで全ての戦型に対抗できます。

棒銀戦法は先程も紹介しましたが、凄まじい攻撃力が魅力の戦法。プロ間では指されることが少ないものの、アマチュアの間では人気の戦法です。

特に始めたばかりの人でこの攻めを受け止められる人はなかなかいないのではないでしょうか。

居飛車を覚えたい初心者の方が買うべき定跡書を1冊紹介します。この1冊の内容さえカバーできれば勝ちまくれると思います。

将棋の基本、「棒銀戦法」の定跡書です。棒銀とは、銀と飛車による数の攻めで2筋突破を狙う、基本に忠実でありつつも破壊力は抜群の戦法です。

棒銀戦法といえば加藤一二三九段のイメージが強い方が多いと思いますが、この本の著者の飯塚裕紀七段も棒銀戦法の使い手です。

この本では、相居飛車での棒銀と対振り飛車での棒銀共に多くの形について網羅していいます。内容も初心者~級位者向けに易しく作られているので、置いていかれることもありません。

この本をマスターすれば、相居飛車戦においても対振り飛車戦においても棒銀で戦う技術を身に着けられると思います。

2筋攻めのみにとどまらない、端攻めを絡めた攻め方や2次的な攻め方についても詳しく書かれています。

また、棒銀戦法以外にも現在の相居飛車の戦い方にはどのようなものがあるのか、どのような指し方が出てきたかということなどが初心者向けに分かりやすくまとめられた本がこちらです。

定跡書というよりも、相居飛車の序盤がだいたい理解できる本といった方が良いですね。

居飛車の戦い方は棒銀だけではありません。棒銀一本でいくと壁にぶつかることもあると思います。ですので最初は棒銀から始めて、徐々に戦法の幅を広げていくとよいでしょう。

こういったことを理解しておくと、実戦での対局だけでなくNHK杯などの棋戦もより楽しめると思います。

振り飛車党

居飛車と同じく、振り飛車と一口に言ってもいろいろあります。振り飛車の場合は居飛車と比べて個々の戦法の個性が強いので、振り飛車の中で指したい戦法によっても選ぶべき本は変わってきます。

ここでは、初心者におすすめの振り飛車の戦法2つについて、はじめての入門書としておすすめな本を並べていきます。

ノーマル四間飛車

王道の振り飛車、四間飛車。

四間飛車の棋書といえば、やはりこれ。

次の一手形式になっているので、苦なく読み進められる本です。

続編も出ており、自分の定着に合わせて読み進めていけば確実に力はつくはずです。

また、最近では四間飛車を指しこなす本の著者であり四間飛車の巨匠でもある藤井九段が「四間飛車上達法」という新たな棋書を出しています。

中飛車

中飛車を初歩から学びたい方におすすめの棋書です。中飛車(多少形は違いますが)はプロ、アマともに人気な戦法なこともあり、かなり高いレベルの棋書も多く本当の初心者向けの本は少なめです。

そんな中、この本は主に初心者を対象に中飛車の攻め方や考え方をわかりやすく学ぶことができます。次の一手形式になっているのも特徴です。

相振り飛車

振り飛車を指す場合には対居飛車のみでなく相振り飛車についても考えなければいけません。上の2冊はいずれも対居飛車を中心に書かれている本です。相振り飛車は対居飛車とはまた違った感覚が必要となります。

相振り飛車についてもこれがおすすめ。序盤の考え方や戦い方などが分かりやすく書かれています。

この「将棋序盤完全ガイド」シリーズは本当におすすめです。

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