上達法

【将棋】「受け」の力を身に着けるおすすめの勉強法

自分の受けの力が試されるのは、自陣が攻められているときでしょう。相手からの猛攻を受けることができずにいつも潰れてしまう、よくあるケースです。

そもそも受けることが間違っていることだってありえます。既に受けのきかない状態で受けに回ってしまったせいで将棋を負けにする、攻め合っていればまだ頑張れたのに、などでしょうか。

こういったことは棋譜並べや実戦で、攻め合いのタイミングや勝つための戦い方などを身に着けるのがよさそうです。

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なぜ「受け」は難しいのか

受けは数ある将棋の技術の中でも難しい部類に入ると思います。読みがしっかりできていることは当たり前ですが、ずっと受けているだけでは勝てないので「受けるか攻めるか」の判断をする必要がありますし、相手のミスを誘うテクニックも求められます。

個人的にも、将棋が強い人は中終盤での受けの力が凄まじい人という印象があります。

今回は、受けの力を磨くおすすめの方法5つを取り組みやすさを★で示しつつ紹介していきます。

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詰将棋を逆さに解いてみる(★☆☆☆☆)

一番手軽にできる受けを磨く練習が、詰将棋を逆さに解いてみることです。いわば基礎力トレーニングといったところでしょうか。

「逆さに解く」というのはつまり、詰まされる側を持って、詰ます側の指し手を持つということです。これはかなり有名なやり方で既に実践されている方も多いと思いますが、反対向きだと駒の動きがうまく読めないなんてことや、あまり手が見えないなんてこともあると思います。

「受け」はそもそも相手の手が見えていないとどうしようもないわけで、これは受けの力の基礎を付けるのに良いやり方です。詰将棋の本を一冊持っていればすぐに取り組むことができます。

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逃れ将棋(★★☆☆☆)

詰将棋を逆さに解く練習をもう少し本格的にしたものとして、「逃れ将棋」という棋書のシリーズがあります。名前の通り趣旨は詰将棋の真逆。自玉に王手が掛けられている状態から、頓死しないように正しく逃げる練習ができます。

詰将棋と同様「見落としなく手を読む」ことに焦点を当てたトレーニングだといえます。

棋譜並べ(★★★★★)・棋譜眺め(★☆☆☆☆)

こちらも王道ですね。「受け」というのはただ相手の攻めを受け続けているわけではありません。プロ棋士の受けは「反撃」が含みに入っています。本当にその局面は受けて勝つべきなのか、それとも攻め合いを目指すべきなのか、といった感覚は読みの力や実戦で養われるものも多いとは思いますが、手っ取り早く身けやすいのはやはり棋譜並べだと思います。

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棋譜並べはかなりの労力がいります。効果も絶大ですが、あまり時間が取れないという人も多いと思います。そんな方には日本将棋連盟の棋譜中継アプリがおすすめ。月額料金がかかりますが、プロの先生方の詳しい解説もついているので全然割に合うのではないでしょうか。

ソフト対局(★★☆☆☆)

パソコンにソフトを入れていない場合は準備が必要になりますが、「実践から学べる」という意味でおすすめなのがソフト対局です。

「ソフトの攻めを受ける練習+検討」というのももちろんありですが、それ以上におすすめなのが「ソフトに攻めまくって受け止められる・反撃される練習+検討」です。

ソフト程のレベルの相手と制限なく対局するというのは対人ではなかなか難しいですし、ソフトの的確な受け方や反撃の仕方をそのまま真似していけばよいわけです。

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受けの手筋の集中習得(★★★☆☆)

序中盤の受けの手筋を磨くためには、今まで紹介してきたような棋譜並べやソフト対局がおすすめです。

終盤での受けの技術を身に着けるために詰将棋や逃れ将棋と共に意識してほしいのが「囲いの受けの手筋」の習得です。

こちらは意外と見落としがちな部分です。囲い崩しや寄せといった「攻め」の終盤力はよく言われることなんですが、囲いの受けの手筋といった「受け」の終盤力はあまり触れられることの少ない分野です。

囲いの受けの手筋を覚えるうえでおすすめなのはの「○○囲いを極める77の手筋」シリーズと、及川先生の「将棋・囲いの守り方」です。

77の手筋シリーズは現段階では美濃、矢倉、穴熊の3種類の囲いしか取り上げていないのですが、その分一つの囲いに絞って「狭く深く」受けの手筋を紹介しています。


将棋・囲いの守り方は多くの囲いの受けの手筋を「広く浅く」解説しています。どちらも級位者~初段前後までが対象だと思いますが、有段者の方が読んでも全然勉強になる本です

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