【将棋勉強法】将棋ウォーズで初段に!強くなるための効率的将棋上達法

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このシリーズは、初段を目指しているけどあと一歩足りない人(将棋ウォーズでいうところの2級~1級くらいの人)が最短で初段を目指すための勉強法や身に着けておくべきことなどをまとめていきます。今回は「初段になるために身に着けるべき力」ということで、これをしっかり身に着けることを第二の目標に取り組んでいくのをおすすめします。自分にはこの力が足りていないなどと明確にするのもいいと思います。

ただ、正直言って下記の条件は二段三段でも十分じゃない人が多いのでこれらを全て満たすのはかなり大変です。これらを全て満たすようになれば二、三段レベルの力は既についているかもしれません。

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将棋ウォーズ初段になるためには何が必要か?

将棋ウォーズ初段になるために必要な力とは何でしょうか?大きく序盤・中盤・終盤ごとにまとめてみると、以下のようになると思います。

序盤 中盤 終盤
序盤ですぐに不利にならない 大きな読み落としをしない
5手詰を確実に詰ます
何となく手が見える
頭の中で指し手を考えられる

序盤の力

有段者同士の戦いであれば、片方が最序盤で一方的に不利になることはありません。これは自分の指す戦法と相手が指す可能性のある戦法についてのある程度の知識があり、100%でないにしろ、ある程度どのように指せばいいのか(定跡)を知っているからです。

その意味で、「いつも棒銀をやられてすぐに不利になる」などは危険な兆候です。また、横歩取りを指すのであれば「横歩取りの奇襲作戦に嵌らない」などを目標にできます。定跡を知らずに相手の手にまんまと嵌ってしまうケース以外にも、序盤でミスをしてリードを奪われてしまうケースもあるでしょう。

・自分の指す定跡をマスターする(定跡書の内容は一通り覚える+有名な変化には対応できるようにする)

中盤の力

中盤は、仕掛け(駒と駒が本格的にぶつかる時)から相手玉のことを考え始めるまでです。中盤戦は非常に複雑ですが、やはり一番重要なのは「仕掛け」の部分。自分の仕掛け筋の読みに不備があるケースをどんどん少なくしていくことが中盤力の強化に大いに役立ちます。別の言葉で言い換えると「勝手読みをなくす」ということです。

・より正確な読みの力を身に着ける

それと同時に、中盤ともなってくると定跡の手順をコピーして指し続けるわけにはいきません。大切になってくるのがいかに正確に、速く将棋の手を読むことができるか、という点です。その意味では、いわゆる「脳内将棋盤」を作り上げることができれば、中盤(そしてもちろん終盤も)の読み合いで負けることは少なくなるでしょう。脳内将棋盤とは、脳内で動く将棋盤のこと。目をつぶっていても頭の中で指し手を考えられる能力のことです。プロの棋士とかはこの力が非常に優れているそうです。脳内将棋盤があれば、読みの精度も上がれば読みの速さも上がるので一石二鳥でしょう。

・脳内将棋盤を作る

最後に、「如何に良い(筋の良い)指し手が頭に浮かぶか」というのも大事になります。これは読みの力どうこうでどうにかなるものではなく、センスと経験の問題です。なんとなく局面を見渡して、「この手が良さそうだな」と深い読みを入れなくとも分かるようになれるのが理想です。

・良い手が見えるようにする(プロ棋士の棋譜を繰り返し並べる/見るのがおすすめ)

終盤の力

終盤戦では、まず第一に、比較的短めの詰将棋を確実に詰ますことのできる程度の詰将棋力が求められます。七手詰め以上に手を出す必要はなく、三手詰・五手詰などの詰みを逃さず、かつ三手詰・五手詰レベルの「詰めろ」を掛けることができるようにしましょう。

それと同時に、終盤で大切なのは速度計算です。将棋の最終目的は相手より先に玉を詰ますことですが、それを少し別の言葉で置き換えるとすれば、どちらが相手より先に必至(受からない詰めろ)を掛けられるかです。そして、一手でも早く相手玉に必至を掛けていくためには、相手玉に「詰めろ(次に詰ますことのできるような手)」を連続で掛けていく必要があります。

・短い詰みを確実に詰ます力

・できるだけ早く「詰めろ」をかける

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将棋ウォーズ初段を目指すための具体的な勉強法

得意戦法を一つ持つ – 序中盤の強化

初段を目指すにあたっては、まずは自分の得意戦法を一つ持ち、その戦法に絞って定跡を学ぶのがおすすめです。定跡とはある程度確立された戦法の指し方のことで、序盤・中盤は定跡の手順に沿って指していくのが基本です。

最初のうちはいろいろな戦法にあれこれ手を出してしまいがちですが、その必要はありません。たくさんの戦法を少しずつ知っているよりは、少しの戦法に絞って深く学んでいった方が効率的です。少なくとも、自分が居飛車を指したいのか、振り飛車を指したいのか、は決めておきましょう(そして、居飛車を指したいのであれば最低でも居飛車の戦法に、振り飛車を指したいのであれば振り飛車の戦法に絞って勉強していきます)。

例えば振り飛車党であれば、「四間飛車を磨く」と決めてしまい、対居飛車での四間飛車の定跡と対振り飛車での四間飛車の定跡を学びます。それぞれの戦型について、「間違いのない」棋書を買って読んでいけば問題ありません(例えば下表の「四間飛車を指しこなす本」は四間飛車を指すうえでのバイブルと言われるほどの良書です)。

四間飛車の戦型 おすすめ棋書
対居飛車急戦(棒銀など)

対居飛車持久戦(穴熊など)

相振り飛車

居飛車党の場合は、様々な戦法に対応しなければいけないので少し複雑ですが、基本的には相居飛車では角換わり(+一手損角換わり)と矢倉に絞って勉強するのがおすすめ。横歩取りは回避可能です。対振り飛車はどんな振り飛車を相手にするのかで指し方が変わってきますが、ノーマル振り飛車(ノーマル四間飛車や三間飛車など)・角交換振り飛車(角交換四間飛車やダイレクト向かい飛車など)・石田流・ゴキゲン中飛車という大きく分けて4種類の振り飛車に対して得意の対抗策を一つ持っておきましょう。

居飛車党の戦型 勉強するべき戦法の例
相居飛車
角換わり
棒銀・早繰り銀・腰掛け銀など
矢倉
矢倉左美濃・右四間飛車など
対振り飛車
対ノーマル振り飛車 穴熊など
対角交換振り飛車 左美濃など
対石田流 左美濃など
対ゴキゲン中飛車 超速など
それぞれの戦法の定跡・対策についてはこちらでまとめています。

対局+検討を繰り返す – 序中盤の強化

戦法をただ本を読んで勉強していくだけでは、指し方は身につきません。実際に学んだ戦法を実戦で使っていくことが大切です。

将棋ウォーズなど、早指しでもよいので、毎日覚えた戦法を使うのがおすすめ。一日3局でも十分です。対局が終わった後は、最低でも自分の目で棋譜を見返します。自分の使った戦法に注目するのであれば特に序盤・中盤を繰り返し確認し、どこから良くなったのか、どこから悪くなったのかを理解するようにします。

もし時間に余裕があれば、ソフト解析を行うのもおすすめです。人間の目で確認するのには限界がありますので、自分の棋譜をソフトにかけ、評価値の推移の確認や好手・悪手を判別してもらいます。

将棋ソフトについては、ある程度操作になれているのではフリーソフトの「水匠5」などがおすすめ。プロ棋士も活用している、現在最強クラスの将棋ソフトです。

【最強将棋ソフト導入】水匠5のインストール方法とエンジン設定方法【水匠4改より強力に】

有料でもよいのであれば、マイナビの発売する「激指15」などがおすすめ。フリーソフトではありませんが、操作が直観的で分かりやすく、機能が充実しています。

愛用している将棋ソフト「激指」の機能と特徴、ダウンロード方法

ソフトとの対局で苦手戦法をなくす – 序中盤の強化

将棋を指していくうちに自分がどんな戦法を苦手にしているのかがわかってくると思います。もちろん実際の対局の中で苦手をなくしていくのも良いと思うのですが、必ずしも望んだ戦法を指してくる相手ばかりというわけではありません。

特定の苦手戦法に対する耐性を強くするための練習としておすすめなのが、ソフトとの対局です。ソフトなら、途中まで相手側に立って手を進めてやってから対局を再開することで、ソフトに特定の戦法を指させることができます。

次の一手問題を解く – 序中盤の強化

得意戦法の定跡を勉強することは大切ですが、それではやや柔軟性に欠けるきらいがあります。定跡から外れた時にどう指していいのか分からない…そうならないために、序中盤の頻出手筋や考え方を体系的に学習しておくのがおすすめ。そのためには、次の一手問題が便利です。

例えばこちらの「次の一手で覚える将棋手筋436」は、戦法横断型で、どんな戦法にも応用可能な序中盤の手筋を勉強できます。うまい大駒の捌き方や、よくある駒の手筋(例えば「たたきの歩」など)を実戦でどう使っていくことができるのか、などを学ぶことができます。


実戦の中の手筋であることにこだわらないのであれば、「羽生の法則」や「ひと目の手筋」など、便利な手筋をまとめた次の一手本もおすすめです。ただしこれらは次の一手本としては比較的簡単な部類なので、あまり面白くないかもしれません。

詰将棋 – 終盤の強化

序中盤を強化するだけでは、将棋に勝つことはできません。将棋は結局のところはどちらが先に相手の王様を捕まえられるかのゲームです。終盤での速さが重要になります。

詰将棋は、ご存じの通り、将棋の最終盤の詰みの局面だけを取り扱った問題数です。答えの局面にたどり着くまでの手数の長さによって難易度が変わり、1手で答えにたどり着く1手詰めが一番簡単、そこから手数が3手・5手、、、と増えていくごとに難しくなっていきます。初心者の段階では1手詰から始め、そこから徐々に分かるようになってくれば3手・5手とグレードアップしていきます。7手詰以上は初段になるためには必須ではなく、3手・5手程度の比較的短めの詰将棋を何回も繰り返し解いていくのがおすすめです。詰将棋は将棋の読みの力を身に着けるだけでなく、頭の中で指し手を考える訓練になります。そしてもちろん、繰り返し詰将棋を解いていけば、終盤の詰みの形を覚えることができ、実戦でも有利になります。

将棋上達の近道!おすすめな詰将棋本を棋力別にまとめてみました

おすすめの詰将棋本についてはこちらの記事で紹介していますが、迷ったら高橋先生による将棋パワーアップシリーズ、もしくは浦野先生による詰将棋ハンドブックがおすすめ(詰将棋ハンドブックの方が同手数でもやや難易度は高めです)。

寄せの問題を解く – 終盤の強化

詰将棋は読みの力を鍛えるという側面も強かったですが、実践的にうまい玉の寄せ方(例えば囲いの崩し方や玉の追い込み方など)を学ぶには、詰将棋に加えて寄せの手筋の問題集を買うのがおすすめです。詰将棋で取り扱っているのは詰みの最終盤の局面。寄せの手筋を勉強することで、詰将棋の練習が活かせるような局面までもっていくことができるようにします。

寄せの問題では、金子タカシさんによる「寄せの手筋200」が抜群でおすすめ。この一冊をやっておけば、寄せは問題ありません。

プロの棋譜をたくさん見る

棋譜並べは時間が取れず難しいという方も多いと思います。そんな方は、毎日少しでも、プロ棋士の棋譜を眺めるのがおすすめ。将棋連盟ライブ中継は、日本将棋連盟による公式の棋譜中継アプリです。対局中の棋譜や過去の棋譜を解説付きで見ることができます。やはり、この「解説付き」というのがポイントで、プロ棋士の一手一手の意味を理解することができます(ただし月額料金がかかります)。

将棋連盟ライブ中継

将棋連盟ライブ中継

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棋譜を見るだけでは物足りないのであれば、将棋の対局をテレビや動画配信サービスで見るのもおすすめ。プロ棋士の方が大盤を使って解説をしているので、非常に分かりやすいはず。

最後に

もちろん初段は決して簡単な目標ではありませんが、達成不可能な目標ではありません。つい最近将棋を始めたような人でも、一年以内に初段になったというのは決して珍しい話ではなく、しっかりと伸ばすべき能力の焦点を当てれば達成可能なゴール。初段目指して、是非頑張ってください。

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