叡王戦とは
叡王戦は、2017年にタイトル戦に昇格した将棋界で一番新しい、8番目のタイトル戦です。2015年からドワンゴ主催で開かれていた一般棋戦がはじまりとなっています。タイトル戦については、こちらの記事でまとめています。
叡王戦5番勝負
持ち時間 | 4時間 |
番勝負 | 五番勝負 |
主催 | 不二家 |
叡王戦はタイトル戦にしては持ち時間が少なめ。なお、持ち時間・番勝負・主催については変動があり、第三期から第五期(2017~2019)まではドワンゴ主催・七番勝負・変則持ち時間制でした。
持ち時間 | 変則 |
番勝負 | 七番勝負 |
主催 | ドワンゴ |
変則持ち時間制は、振り駒の結果に合わせて対局者自身が与えられたオプションの中から持ち時間を選択するという過去にないものでしたが、現在は持ち時間4時間と固定されています。
叡王戦の予選
段位別予選
叡王戦は、段位別に予選が行われるのも特徴です。各段位別にトーナメント(四段戦から九段戦まで)を行い、上位の棋士は後述する本戦トーナメントに進出できます。九段戦と八段戦からは3名、七段戦と六段戦からは2名、五段戦と四段戦からは1名の棋士が本戦トーナメントに出場できます。
持ち時間 | 1時間 |
本戦トーナメント
本戦トーナメントは、段位別予選を勝ち抜いた棋士と、シード棋士(前回の本戦の成績上位者)の間で戦われます。トーナメントを勝ち抜けば、次期叡王戦への挑戦者の資格を得られます。
持ち時間 | 3時間 |
歴代叡王
年度 | 叡王 |
2021 | 藤井聡太 |
2020 | 豊島将之 |
2019 | 豊島将之 |
2018 | 永瀬拓矢 |
2017 | 高見泰地 |
なお、叡王戦がタイトル戦に昇格する前の2015年と2016年には、山崎隆之八段と佐藤天彦九段が叡王となっています。
年度 |
叡王(タイトル戦昇格前)
|
2018 | 永瀬拓矢 |
2017 | 高見泰地 |
その他のタイトル(序列順)
タイトル |
竜王 |
名人 |
王位 |
王座 |
棋王 |
叡王 |
王将 |
棋聖 |
それぞれの項目から詳しく解説しているリンクへジャンプできます。竜王と名人の序列については議論があり、賞金額では竜王に、伝統では名人に分があります。
叡王戦を楽しむ
叡王戦のタイトル戦は4月から6月と、1年の比較的早い時期に行われています。予選も7月から1月、本戦は2月から3月と、こちらも年中通して行われています。
Abema TV でも、叡王戦の対局の配信を行っています。下画像のように叡王戦に限らず様々な棋戦の配信も行っています。
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