戦法とは、将棋の攻め方の決まった型のこと。特に先人たちの研究によって確立された指し方を「定跡」と呼び、自分の指す戦法の定跡を覚えて勉強することは、序盤力・中盤力をつけるうえでの基礎になります。将棋の戦法は何十と存在し、そのすべてを覚えるのは困難です。おすすめなのは、自分の得意な戦法を一つか二つもって磨くことです。
初心者の方には居飛車なら「棒銀」または「右四間飛車」、振り飛車なら「四間飛車」または「中飛車」がおすすめです。どちらも攻め方が分かりやすく、一番最初の戦法としては定番です。詳しくは『将棋初心者向けのおすすめ戦法4選』で解説しています。
将棋の戦法は大きく分けて居飛車と振り飛車に分かれます。居飛車は飛車を初期位置に置いたまま戦う指し方で、振り飛車は飛車を横に振って戦う指し方です。将棋のプロ棋士も居飛車党と振り飛車党に分かれ、例えば藤井聡太五冠は居飛車党として知られています。居飛車も振り飛車も両方指すオールラウンダーの棋士もいますが、最初はどちらかに絞って勉強を始めていくのがおすすめです。詳しくは『初心者におすすめなのは居飛車?振り飛車?』で解説しています。
主要な将棋の戦法の一覧については、『将棋の主要な戦法・定跡一覧』で詳しく解説しています。
- 居飛車の戦法
- 振り飛車の戦法